「社会にある○○らしさからの脱却」石井リナが伝えたいこと

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石井リナ

“人々を社会の固定観念から解放し、エンパワーメントする“をコンセプトとしたメディア「BLAST」を立ち上げた石井リナさん。SNSコンサルタントやマーケターとして活躍する傍ら、同メディアや自身の生き方を通して、多様な価値観をフラットかつスタイリッシュに発信する。「エンパワーメント」というキーワードが生まれた背景には、彼女が体感してきたファッションの力が関わっている。「BLAST」とファッション。その共通点から見えてくるものとは。

取り上げづらいトピックスも、スタイリッシュに

――日本で初めての女性向けエンパワーメントメディア「BLAST」を始めたきっかけとは?

私自身、ビヨンセやエマ・ワトソンなどのセレブリティがグローバルに発信している“女性に対するメッセージ”を受け取って、フェミニズムの考え方が蓄積されていきました。そのなかで、日本のジェンダーギャップ指数を知ったことがきっかけで、「日本の女性をエンパワーメントしたい」という思いが生まれました。また、メンタルヘルスや環境問題などの日本では少し構えて受け取られてしまいがちなトピックスも海外のメディアではスタイリッシュな形で発信されていますよね。

日本でもクリエイティブ次第で、こういった情報をもっとポジティブに伝えられるのではないかーー。その思いから、Instagramなどのグローバルなコミュニケーションツールを通して、エンパワーメントメディア「BLAST」を始めました。
取り上げづらいトピックスも、スタイリッシュに
――具体的にどのような活動を?

情報とコミュニティ、プロダクトという3軸を使い、“女性が制約を受けずに自分らしい生き方を選択できるようにすることが目標です。「BLAST」を通してインタビューや番組などの動画コンテンツを発信し、コミュニティを作るために様々なイベントも行っています。今は、女性において身近な問題だけれども、まだまだ選択肢の少ない生理用品の開発も行っています。
――「BLAST」の反響は?

「BLAST」の当初のメインターゲットは女性でしたが、実際に観て下さる方の4割ぐらいが男性で、なかには「彼氏に勧められて動画を見ました」という女性もいて。性別に関係なく、見ていただいた人に響いたことは嬉しかったですね。

また、セクシュアリティを取り上げたときは、「自分のセクシュアリティを不安に思っていたが、いろんな人がいることを知り、自分自身を前向きに捉えることができた」というコメントをいただいたりもしました。

自分が伝えたい世界を表現するファッション

――今日はパッと周りが明るくなるようなカラフルでスタイリッシュな装いですが、いつ頃からファッションに興味をもったのですか?

学生のときにアパレルブランドでアルバイトをしていたんですが、各フロアのテーマやビジュアルがすぐに変わるんですよね。それに合わせて「今日はこの国に住む、こういう趣味の女の子」って、毎日自分でファッションの設定を変えて出勤していたんです。それが本当に楽しくて。”自分の表現したい世界“をファッションを通じて体現できる楽しさを知りました。

そのころからファッションは好きですが、自分の働く業界としては、市場として確立されたファッション業界ではなく、成長市場であるデジタルマーケティングを選んだんです。
自分が伝えたい世界を表現するファッション
ファッションには、BLASTがテーマとして掲げている「自分をエンパワーメントする力」があると感じますし、自分を表現したり、自分の枠組みや概念を広げていったりする手段だとも思っています。

例えば、海外の女性の起業家やアクティビストを見ると、驚くような色の合わせ方をしていたりしてかっこいいんですよ! 「女性起業家=かっちりしたファッション」というような固定概念も全くない。今日のように、人前に出るときは特に意識して色のあるファッションをするようにしています。エンパワーメントメディアを運営しているということもありますし、女性のパワーをより明るく、ポジティブなものだと私自身を通して伝えるためでもあります。 以前、ファッション誌の編集部でインターンをしていたときに編集長に「色々なファッションをしたほうがいい。若いうちから自分は〇〇が似合うと思い込んだらもったいない」と言われたことがあり、今でもとても印象に残っています。日本の女性たちは総じておしゃれだと思いますが、大人になればなるほど、モノトーン、ベージュやネイビーなど決まった色を着るような気がします。そういった「大人の女性らしく」といった思い込みや枠に縛られなくていいんじゃないかなって。ファッションから、新しい自分に出会えたら素敵ですよね。

――最後に「BLAST」を通して、今後伝えていきたいことは?

実は昨日、原宿で30代後半ぐらいの海外の女性2人が楽しげに、「イェーイ!」ってハイタッチしながらスキップしているのを見たんですよね。「大人としての行動」のような規範にとらわれることなく、自分の気持ちのまま振る舞っていいはずですよね。でも、私たちは知らぬ知らぬのうちに社会の規範の中に飲み込まれていっている気がして。

「女性らしさ」「男性らしさ」「大人らしさ」……、そういった社会規範にとらわれない「○○らしさ」からの脱却を「BLAST」やこれからの活動を通して、伝えていきたいです。
石井リナ
石井リナ

新卒でIT系広告代理店に入社し、SNSコンサルタントとして企業のマーケティング支援に従事。現在は起業し、女性向けエンパワーメント動画メディア「BLAST」の立ち上げ、運営を行う。

日常の中でできる「〇〇らしさ」からの脱却は?

今まで自分が思い込んでいる「自分らしさ」を突破するきっかけとして、ファッションは挑戦しやすいツール。私も、できるだけいろいろな色や形、スタイルのファッションに日々挑戦しています。