主菜メニューNo.1に輝いたのは、中国四川料理を代表する「麻婆豆腐」でした。豆腐とひき肉・ネギなどを、唐辛子・豆板醤・花山椒で炒めたピリ辛味は、世代を問わず人気で、特に男性からの票を多く集めました。

エビチリの愛称で親しまれている「海老のチリソース」が総合2位にランクイン。豆板醤とケチャップベースの甘辛味が特徴の日本発祥の中華料理です。女性にはNO.1の人気メニューでした。また、ガチ中華や高級中華によく行く方のNo.1にもエビチリが選ばれました。

第3位にランクインしたのは、カラッと揚げた豚肉を野菜の甘酢餡（あん）とともに炒めた酢豚でした。チェーン店によく行く方からの票が多く、甘味と酸味のバランスはご飯にもお酒にもぴったり。子どもから大人まで楽しめる定番メニューとなっています。

前菜・点心メニューのNO.1に輝いた「餃子」は、他のメニューと圧倒的な差をつけてダントツの人気でした。今回の調査では、特に男性の40代以上に高い支持を受けました。また、自宅でよく食べる中華料理のNO.1にも選ばれていることから、日本人が大好きな不動の中華料理の一品と言えますね。

第2位にランクインしたのは、「からあげ」でした。チェーン店やガチ中華によく行く方、そしてファミリー層から特に支持を集めました。同様の工程で作られる油淋鶏は主菜メニューランキングで4位でしたが、からあげは、メインのお供やおつまみとして頼みたくなるサイドメニューの一品として人気のようです。

パリパリの皮の食感と熱々の餡（あん）が美味しい春巻きが第3位にランクイン。女性だけで見ると第2位でした。餃子とともにメインのお供やご飯のおかずとしても人気の点心ですが、特に町中華によく行く方から人気が高いメニューです。

人気の中華料理の麺類メニューNO.1は「五目焼きそば」でした。肉や魚介類、野菜やうずらの卵など、たくさんの具材が入った餡（あん）をかけた料理なので、「（五目）あんかけ焼きそば」とも言われます。女性が1位、男性が3位と女性から高い支持を集めました。

麺類メニュー第2位にランクインしたのは担々麺。今回の調査では、男性の60代と女性の20～30代の票を多く集めました。中華料理としてのラーメン系メニューは、醤油や味噌ラーメンを押さえて担々麺が最も人気があるようです。

第3位は、男性票を多く集めた醤油ラーメンがランクイン。中華料理店で出てくる醤油ラーメンと言えば、あっさりとしているため、メイン料理と一緒に頼む方も多いのではないでしょうか。

餃子と同じく、他のメニューと圧倒的な差をつけてご飯物メニューNO.1 に輝いたのは「炒飯」でした。自宅でもよく作る定番中華料理のメニューとしてもおなじみで、世代や性別に関わらず人気です。

ご飯の上にかに玉と餡（あん）をかけて食べる日本発祥の中華料理「天津飯」。こちらは男女ともに40代以上から多くの票を集めて第2位にランクインしました。

ご飯物メニューの第3位にランクインしたのは「中華丼」でした。同様の工程で作られる八宝菜は、主菜メニューランキングで8位だったため、このランキングでも下位が予想されましたが、下馬評を覆す人気となりました。丼物文化が根付く日本ならではの結果と言えるかもしれませんね。